2026.03.06

スカウト返信率を上げたい時に見落としがちな7つのポイント|平均返信率も解説

スカウト返信率を上げたい時に見落としがちな7つのポイント|平均返信率も解説

ダイレクトリクルーティングのお悩みとしてよく挙げられるスカウト返信率。

しかし、返信率を高めようとスカウト文面の内容ばかりブラッシュアップして、他の大切な要素を見落としてしまうケースが多々見受けられます。

ここでは、スカウト返信率の平均や、返信率を本気で高めたいときに見落とされがちな7つのポイントを整理して、実践的な返信率の上げ方を紹介します。

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スカウト返信率の平均は?

スカウトメールの返信率は、5%が目安です。​

ただ、スカウト媒体や採用職種、企業の知名度、求人の年収にもよって返信率は左右されるので、一口に平均返信率を語るのは難しいです。

平均返信率は年々下がっています。

それは、ダイレクトリクルーティングを取り入れる企業が増加し、1人当たりの候補者が受け取るスカウト数が増えているからです。

一斉送信できるスカウト媒体や、付与されるスカウト通数が大量の媒体の場合、返信率が1%を切ってしまうこともしばしば。

YOUTRUSTやLinkedInなど、SNS要素を含むスカウト媒体は、カジュアルに返信がしやすいこと、スカウト送信者の顔が見えることなどから、返信率が高まりやすい傾向にあります。

なお、スカウト媒体が提示する平均返信率には、辞退の連絡が含まれることがあるので、数値を鵜呑みにしてはなりません。

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スカウト返信率を上げたい時に見落としがちな7つのポイント

この記事ではダイレクトリクルーティングの中でポイントとなるスカウト返信率に関するポイントを徹底解説いたします。

1.開封率を追っているか

開封すらされていないスカウトは、どれだけ魅力的な内容であっても意味がありません。

候補者が最初に目にするのは「件名」「企業名」「企業ロゴ」だけであることが多く、そこで興味を引かなければ機会損失につながります。

この中で変えられるのは、「件名」のみです。

スカウト文面のカスタマイズを行う企業は多いですが、件名のカスタマイズはあまり浸透していません。

冒頭にパーソナライズ要素を盛り込むことで、より「自分ごと化」されたスカウトになり、「読んでみよう」という気にさせます。

また、件名のABテストを行い、どの言い回しやキーワードが開封に繋がるのか、データを蓄積するのもおすすめです。

そういった工夫をしても開封率が低い場合、そもそも直近スカウト媒体を閲覧していない候補者にスカウトを送っている可能性があります。

ログイン条件を厳しくしたり、深夜を避け、退勤時間や昼休憩の時間を狙ってスカウトを送ったりするのも開封率向上に効果的です。

なお、LinkedInやYOUTRUSTなどのSNSでは、顔写真を設定しているかも開封率を左右します。ペットの写真や後ろ姿になっている場合は、顔写真に変更してみましょう。

開封率の平均目安

スカウトメールの開封率の平均は、媒体や職種によって異なりますが、市場全体の目安は以下の通りです。

  • 全体平均:50% 〜 70%
  • エンジニア・ハイクラス層:40% 〜 60%(受信数が多いため下がる傾向)
  • 新卒:70% 〜 80%

もし自社の開封率が40%を切っている場合は、要注意です。

2.ターゲットが適切か

「自社が採用したい理想人材」と「スカウト返信が見込める人材」が乖離していないか、定期的な見直しが必要です。

例えば、大手コンサルのシニアコンサルタント人材が欲しいとしましょう。

そのような人材は、BIG4など他のコンサルからマネジャーのスカウトが来る可能性がありますし、その他有名企業からも大量のスカウトを受け取ります。

しかし、もし自社が名前も知られていないスタートアップで、現職より高待遇・高職位を出せないのであれば、開封や返信を見込むのは難しいでしょう。

ターゲットを設定する時は、その人材が他の企業からどのようなスカウトを受けるのか、そして自社はその中で戦えそうか….まで考えて、ターゲット設定しましょう。

また、30代前半、Python使用歴5年以上、マネジメント経験あり、転職回数1回まで、希望年収500万円以下…など、理想の要件を盛り込みすぎると、そもそも要件に合う候補者がスカウト媒体上に多く存在しないこともあります。

スカウト媒体上で検索をかけ、求めるターゲットがどの程度転職市場に存在するかを把握し、理想の要件を詰め込みすぎないようにすることも大切です。

ちょっとしたtipsをお伝えすると、20代後半〜30代前半はどの企業も狙っているため、返信率が上がりにくいです。40代を狙うなど、20代後半〜30代前半をスコープから外すと高い返信率を見込みやすくなります。

また、転職回数が多い方は転職活動に慣れており、カジュアルにスカウトに応じてもらいやすい傾向があります。

3. アクティブな候補者を狙っているか

スカウト媒体に登録しているからといって、全員が積極的に転職活動を行っているとは限りません。

スカウト返信率は、ターゲットの転職意欲や活動状況によって大きく左右されます。

そのため、媒体上で「アクティブサイン」として表示されている指標(例:レジュメ更新日、ログイン日、新着登録者、炎マークの色や数など)をもとに、転職活動中の候補者を狙うのがセオリーです。

また、スカウト媒体上では日々新しい候補者が登録したり、レジュメを更新をしたりしているため、採用担当者は毎日ログインし、アクティブな候補者をすぐに見つけてアプローチできる運用体制を整えることが重要です。

こうした運用を徹底するだけで、スカウト返信率は2倍以上に改善するケースもあります。

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関連記事:【最新版】ダイレクトリクルーティングサービス17選比較!各媒体の特徴や料金体系などを解説

4. スカウト媒体は職種や企業規模、雇用形態に合っているか

スカウト媒体によって得意な職種や属性は異なり、向き不向きもあります。以下に例を示します。

  • Wantedlyは年収の記載がNGなため、稼げることを売りにしたスカウトは向きません。
  • 若手向けスカウト媒体AMBIは年収400万円以上でないと登録できないため、下限で400万円出せない求人は掲載できません。現年収が高い人材も多いため、若手でも高待遇を出せる企業でないと高い返信率を出すのは厳しいです。
  • OffersやYOUTRUSTは副業・業務委託希望のユーザーが多く、正社員の大量採用には向きません。
  • LAPRASは、登録したユーザーが3万人、Web上の情報を収集した非登録ユーザーが53万人です。非登録ユーザーには、全く転職・副業を考えていない人材も含まれており、高い返信率は見込みにくいです。

最近はスカウト媒体の種類も多様化しています。今利用しているスカウト媒体に固執せず、様々なスカウト媒体を試してみて、自社と相性の良いものを見つけることをおすすめします。

5. 採用広報に力を入れているか

知らない企業だった場合は特に、スカウトを受け取った後、その企業をWebブラウザやSNSで検索します。そこで得られる情報が、スカウトに返信するか否かを左右する重要な判断材料になります。

企業の公式サイトや採用ページ、社員インタビュー、SNS発信などが整っていなければ、「よくわからない会社」という印象になり、スカウトに対する警戒感が強まります。

一方で、社内の良い雰囲気が伝わるnote記事や福利厚生を紹介するページなどが揃っていれば、候補者は親近感を持ち、返信に前向きになってくれます。

採用広報は、自己応募を増やすために力をいれる企業も多いですが、ダイレクトリクルーティングにおいても有効なのです。

6. スマホに合わせた文章量になっているか

スカウトは、スマホでの閲覧が主流です

スマホでスカウト受信メール確認するほか、スマートフォンアプリをリリースしているスカウト媒体も増えているからです。

しかし、スカウト文面を作成するのはPC。PCで作成した長文のスカウト文面は、スマホ上では読みづらく、離脱される要因になることがあります。

文面はスマホで見て2〜3スクロール以内に収めることを意識し、冒頭で「あなたにこのスカウトを送った理由」「働き方や業務の希望にマッチしていること」などを端的に伝えましょう。

また、改行や箇条書きを適切に使い、視認性を高めることも大切です。

求人票と被る内容は要約し、「詳しくは求人票をご覧ください」とするなど、情報は極力削ぎ落とし、候補者の関心を惹く情報に絞ることで、最後まで読んでもらえる確率が高まります。

スカウト媒体にCSがいる場合は、スマホでの表示画面を共有してもらえないか聞いてみましょう。

自分でスカウト媒体に登録し、スマホで表示される文字数を確認するのもおすすめです。

7. 返信のハードルを極限まで下げる

「まずはカジュアルに話しませんか?」という一言は、よく見かける表現ですが、カジュアル面談を初回接点とする企業が増えただけに、それだけでは大して返信のハードルが下がらないのが実情です。

本当に返信のハードルを下げたいのであれば、「画面オフでの参加OK」「30分の電話でも可」「準備一切不要、合否はつかないので、ラフに情報交換しましょう」などを明記しておくことで、返信をもらいやすくなります。

『「興味あり」とだけお返事をいただければ、すぐに日程調整いたします』などと記載し、候補者の返信工数を下げる工夫をする企業もあります。

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スカウト返信「率」より返信「数」をKPIに置くべき

スカウト施策において、多くの採用担当者が「返信率」の改善を目指しています。

しかし、本質的に追うべき指標は返信「率」ではなく、返信「数」であることを忘れてはいけません。

たとえば、頑張って返信率を10%まで高めても、送ったスカウトが10件だけであれば、返信は1件です。一方、返信率が5%であっても、100件送れば5件の返信が得られます。

どれだけ返信「率」が高くても、返信「数」が少ないのでは採用決定にはつながりにくくなります。

もちろん、スカウト文面や送信対象を改善することで返信率を高める努力は必要です。しかし、どれだけ骨の折れる作業をしても、返信率が上がる保証はありません。

スカウト媒体に付与された通数、毎月使い切れているでしょうか?

使い切れていない場合は、その通数を毎月確実に使い切ることも合わせてKPIとして追うのがおすすめです。

返信「数」を増やすために送信「数」を増やすという“量の担保”が、結果的に採用の成果につながるのです。

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カジュアル面談移行率も見逃すな

スカウトの返信を獲得できても、その後のカジュアル面談に至らなければ採用が前に進むことはありません。

ここで注目したいのが「カジュアル面談移行率」です。

返信からカジュアル面談に移る候補者の割合が低ければ、日程調整の間にボトルネックが潜んでいる可能性があります。

例えば、返信後の対応が遅い、候補者に日程調整を丸投げしてしまう、面談の形式が対面に限定されているなど、ちょっとした配慮の欠如が歩留まりを下げる原因になります。

面談移行率を高めるためには、以下の工夫が有効です。

  • 返信後24時間以内の迅速な対応
  • 候補日をこちらから3つ以上提示、もしくは予約リンクを活用
  • 電話・画面オフなど柔軟な面談形式を提案
  • 履歴書・職務履歴書・志望動機などの準備は一切不要な旨を伝える
  • 夜間の面談もOKにする

まとめ

スカウト返信率の向上には、文面の工夫だけでなく、開封率やターゲット選定、採用広報といった複数の要素を意識する必要があります。返信のハードルを下げ、自社が「アクティブな層」へ適切にアプローチできているかを再確認しましょう。

また、返信率の改善に固執しすぎず、母集団を確保するための返信数や、その後の面談移行率といった実質的な指標を追うことも採用成功への近道です。

自社の課題がどこにあるのかを把握し、一つひとつのプロセスを丁寧に最適化していき、理想の人材獲得へと繋げてください。

◼︎監修者情報

株式会社ノックラーン代表取締役 福本 英

株式会社ビズリーチ(現Visional)で約100社のスタートアップ/ベンチャー企業・外資系企業・日系大手企業の中途採用コンサルティングに従事。その後、AIスタートアップにて採用全体を統括し、上場に貢献。

2022年に株式会社ノックラーンを創業し、3期目で株式会社エアトリ(東証プライム上場)へグループイン。

主力事業「Recboo」にて、スタートアップ~上場ベンチャーを中心に、CXO・幹部クラス、研究者、AI人材など高難易度職種の採用、採用体制の0→1構築の支援行う。


Recbooとは

「Recboo」は、株式会社ノックラーンが提供する中途採用支援サービスです。東証プライム上場のエアトリグループ子会社としての信頼性も魅力の企業です。

主に、スタートアップのシードから上場企業まで採用支援に多数の実績をもち、採用コンサルティングからCXO採用などのハイレイヤー採用の支援まで柔軟に対応できるのが特徴です。

直近ではディープテック系のスタートアップ企業などの実績もあり、幅広いターゲットに合わせたダイレクトリクルーティングノウハウを保持しているのが強みになります。

特徴
・圧倒的なダイレクトリクルーティング運用ノウハウを用いた採用支援
・採用戦略設計から実行まで一気通貫で支援できる体制
・CXOクラスのハイレイヤー採用特化の支援も可能
・既存DBに加え、国内外の研究室アプローチなどバイネームアプローチも対応可能

資料ダウンロードはこちら

こちらの記事の監修者

株式会社ノックラーン代表取締役

福本 英Fukumoto Akira

株式会社ビズリーチ(現Visional)で約100社のスタートアップ/ベンチャー企業・外資系企業・日系大手企業の中途採用コンサルティングに従事。その後、AIスタートアップにて採用全体を統括し、上場に貢献。2022年に株式会社ノックラーンを創業し、3期目で株式会社エアトリ(東証プライム上場)へグループイン。主力事業「Recboo」にて、スタートアップ~上場ベンチャーを中心に、CXO・幹部クラス、研究者、AI人材など高難易度職種の採用、採用体制の0→1構築の支援行う。

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