スタートアップ採用 2026.08.05

スタートアップの採用はなぜ難しい?成功に導く採用戦略・手法を解説

スタートアップの採用はなぜ難しい?成功に導く採用戦略・手法を解説

「事業を成長させるために優秀な人材を採用したいものの、応募が集まらない」「候補者と出会えても、選考途中で辞退されてしまう」と悩むスタートアップ企業は少なくありません。

スタートアップは大手企業と比べて知名度が低く、採用に使える予算や人員も限られています。待遇や安定性だけで競争すると不利になりやすいため、自社が求める人物像を明確にし、事業の魅力や成長機会を適切に伝える採用戦略が必要です。

本記事では、スタートアップの採用が難しい理由から、採用戦略を立てる手順、課題別の改善策、おすすめの採用手法まで解説します。限られたリソースの中で採用を成功させたい経営者や採用担当者は、ぜひ参考にしてください。


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スタートアップ企業とは?

スタートアップ企業とは、革新的な技術やアイデアをもとに新たな市場を生み出し、短期間での急成長を目指す企業です。まずは、ベンチャー企業との違いや、採用で重視されやすいポイントを確認しましょう。

スタートアップ企業とベンチャー企業の違い

スタートアップ企業は、これまでにないビジネスモデルや技術によって新しい市場を創り、短期間での急成長を目指す企業です。一方、ベンチャー企業は、既存の市場やビジネスモデルを基盤に、独自の工夫を加えて成長を目指す企業も含む、より広い概念として使われます。

採用面では、スタートアップほど組織や業務の仕組みが整っていないことが多く、変化に対応しながら自ら課題を見つけて動ける人材が求められる傾向があります。スキルや実績だけで判断せず、ミッションへの共感、自走力、柔軟性なども確認することが重要です。

【スタートアップとベンチャーの採用における特徴の比較表】

スタートアップ企業ベンチャー企業
成長の考え方新しい市場を創り、短期間での急成長を目指す既存市場も含めて中長期的な成長を目指す
求める人物像自走力、柔軟性、学習意欲がある人実行力、協調性、改善力がある人
魅力の伝え方事業の将来性、裁量、成長機会などを伝える事業基盤、サービスの実績、働きやすさなどを伝える
採用で重視する点スキルに加え、ミッションへの共感や変化への対応力を確認するスキル、経験、実績、組織との適合性などを確認する

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スタートアップの採用が難しい4つの理由

スタートアップの採用が難しい背景には、知名度だけでなく、採用に使えるリソースやノウハウの不足もあります。主な4つの理由を確認しましょう。

知名度やブランド力が不足している

創業して間もないスタートアップは、採用市場で社名やサービスを知られていないことが少なくありません。候補者は知らない企業に対して、事業の継続性や経営の安定性、入社後の働き方などに不安を感じやすく、求人を掲載するだけでは応募につながらない場合があります。

ダイレクトリクルーティングを実施しても、企業への関心や理解がない段階では、スカウトを開封してもらえない可能性があります。企業名だけに頼らず、事業の目的や将来性、働くメンバー、入社後に得られる経験などを具体的に伝え、候補者が判断できる情報を増やすことが重要です。

採用に使える時間や予算が限られている

スタートアップでは、採用専任の担当者を配置できず、経営者や現場の社員が通常業務と並行して採用活動を担当するケースがあります。求人作成や候補者の選定、スカウト送信、日程調整、面接などを兼務すると、候補者への連絡や選考判断が遅れやすくなります。

また、採用予算が限られているため、複数の求人媒体への掲載や人材紹介サービスの継続利用が難しいこともあるでしょう。すべての手法を同時に試すのではなく、求める人物像や採用職種に合った手法を選び、限られた時間と予算を集中させる必要があります。

採用ノウハウが社内に蓄積されていない

採用経験の少ないスタートアップでは、求人票の作成方法や採用チャネルの選び方、候補者の見極め方などが確立されていない場合があります。担当者ごとに採用基準や候補者への説明が異なると、選考の質が安定せず、ミスマッチや選考辞退につながりかねません。

採用活動を改善するには、応募数やスカウト返信率、面接通過率、内定承諾率などを記録し、どの工程に課題があるかを確認することが大切です。採用後も情報を残し、求人内容やスカウト文、面接方法を継続的に改善することで、社内に採用ノウハウを蓄積できます。

即戦力人材の獲得競争が激しい

専門性や実績を持つ即戦力人材は、大手企業や成長企業からも多くのオファーを受けています。スタートアップは、給与や福利厚生、知名度、経営の安定性などで比較されると、候補者から選ばれにくくなることがあります。

そのため、待遇だけで競争するのではなく、事業の社会的意義、意思決定の速さ、任される裁量、経営陣との距離、成長段階の組織に関われる経験など、自社ならではの価値を伝えることが必要です。候補者が転職で実現したいことを把握し、自社で得られる機会と結びつけて説明しましょう。


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スタートアップに採用戦略が必要な理由

スタートアップでは一人の採用が事業や組織に与える影響が大きいため、欠員が発生してから人材を探すのではなく、事業計画に基づいて採用を進める必要があります。

採用戦略を立てることで、必要な人材や採用時期、利用する採用手法、選考基準が明確になります。闇雲な求人掲載やスカウト送信を減らせるため、採用にかかる費用と工数の削減にもつながるでしょう。

また、経営陣や現場社員の間で求める人物像を共有すれば、選考担当者による評価のばらつきを抑えられます。候補者に伝える情報も統一しやすくなり、入社後のミスマッチや早期離職を防ぐ効果も期待できます。

採用戦略が必要な理由内容
事業成長につながる必要な人材を必要なタイミングで採用しやすくなる
採用活動を効率化できる効果の薄い媒体や選考にかかる費用・工数を減らせる
ミスマッチを防げる求める人物像や評価基準を社内で統一しやすくなる

スタートアップの採用戦略を立てる5ステップ

スタートアップの採用戦略は、事業計画から必要な人材を整理したうえで、採用基準や訴求内容、採用手法へ落とし込むことが重要です。以下の5ステップで進めましょう。

1. 事業計画から採用人数と時期を決める

最初に、事業計画や組織の現状から、どの部門に何人の人材が必要なのかを整理します。「営業を強化したい」「開発速度を上げたい」といった抽象的な目的だけでなく、採用する人材に任せたい役割や、採用しなかった場合に滞る業務まで明確にしましょう。

あわせて、採用期限と優先順位を決めることも大切です。複数の職種を同時に募集すると、限られた採用リソースが分散する可能性があります。正社員に限定せず、業務委託や外部サービスの活用も比較し、事業目標を達成するために最適な方法を検討してください。

関連記事:採用計画の立て方を徹底解説!実施する際に注意すべきポイントも紹介

2. 求める人物像と採用基準を明確にする

採用する職種ごとに、任せたい役割、必要な経験、必須スキル、歓迎スキル、求める行動特性を整理します。すべての条件を満たす人材を求めると候補者が極端に少なくなるため、採用時点で必要な条件と、入社後に身につけられる条件を分けることが重要です。

さらに、自ら課題を見つけて動けるか、変化に対応できるか、企業のミッションに共感しているかなど、スタートアップで働くうえで重視する要素も言語化しましょう。採用基準を面接評価シートに落とし込めば、担当者の主観に偏らない選考を進めやすくなります。

関連記事:「採用ペルソナ」とは?成功に繋がる効果的な作り方と活用法を解説

3. 候補者に伝える自社の魅力を整理する

求める人物像を定めたら、その候補者が転職先に求めるものと、自社が提供できる価値を整理します。給与や福利厚生だけでなく、事業の将来性、プロダクトの社会的意義、意思決定の速さ、裁量の大きさ、経営陣と働ける機会なども訴求材料になります。

ただし、自社が伝えたい魅力だけを一方的に並べても、候補者の関心とは一致しない場合があります。現在働いている社員に入社理由や仕事の魅力を聞き、実際のエピソードを集めましょう。候補者の志向に合わせて伝える内容を変えることで、入社後の働き方を具体的にイメージしてもらえます。

4. 採用チャネルと選考フローを設計する

採用ターゲットが利用しているサービスや転職意欲に合わせて、求人媒体、ダイレクトリクルーティング、人材紹介、リファラル採用などから適切な手法を選びます。幅広い候補者を集めたい場合と、特定の経験を持つ人材へ直接接触したい場合では、適した採用チャネルが異なります。

同時に、応募から内定までの選考フローも決めましょう。面接回数を増やしすぎると辞退につながるため、各面接で確認する項目や担当者を明確にすることが大切です。カジュアル面談や社員との交流機会も組み合わせ、候補者が企業を理解できる選考を設計してください。

関連記事:採用チャネルの選び方を解説!効率的に活用する方法や準備もご紹介

5. KPIと社内の役割分担を決める

採用活動を開始する前に、経営者、採用担当者、現場責任者、面接官が担当する業務を決めておきましょう。現場への確認や面接後の評価が遅れると、候補者への連絡も遅くなります。誰が最終判断を行うのか、何日以内に回答するのかまで設定することが重要です。

また、応募数だけでなく、スカウトの返信率、書類通過率、面接通過率、内定承諾率、採用単価なども確認します。数値を追うことで、母集団形成と選考のどちらに課題があるかを判断しやすくなります。一定期間ごとに結果を振り返り、採用チャネルや訴求内容を改善しましょう。

採用活動で確認したいKPI

採用工程KPIの例
候補者への接触スカウト送信数、開封率、返信率
応募・書類選考応募数、書類通過率
面接面接設定率、面接通過率、選考辞退率
内定内定数、内定承諾率
採用全体採用単価、採用までの日数

【課題別】スタートアップ採用を成功させるポイント

採用活動の課題によって、必要な改善策は異なります。応募数だけを見るのではなく、候補者との接触から内定承諾までの工程を分け、どこで候補者が離脱しているかを確認しましょう。

選考担当者によって評価がブレる場合は採用基準を統一する

同じ候補者でも、面接官によって評価が大きく異なる場合は、採用基準が十分に共有されていない可能性があります。求める人物像を言葉で伝えるだけでなく、必須条件、歓迎条件、行動特性、企業文化との相性などを面接評価シートにまとめましょう。

面接ごとに確認する項目と質問例を決めておけば、担当者の経験や感覚だけに頼らず評価できます。面接後はできるだけ早く評価を共有し、意見が分かれた理由も確認してください。採用結果を振り返りながら評価項目を更新すると、自社に合った採用基準を蓄積できます。

応募が集まらない場合は企業側から候補者へ接触する

求人媒体に掲載しても応募が集まらない場合は、候補者からの応募を待つだけでなく、企業側から直接アプローチする方法を検討しましょう。ダイレクトリクルーティングを活用すれば、現在は積極的に転職活動をしていない潜在層とも接点を持てます。

スカウトを送る際は、定型文を一斉に配信するのではなく、候補者の経験や経歴を確認し、なぜ声をかけたのかを具体的に伝えることが重要です。いきなり選考へ誘導するよりも、まずはカジュアル面談を提案すると、知名度の低い企業でも話を聞いてもらいやすくなります。

関連記事:返信率を上げるスカウトメール例文集|書き方のコツや件名・再送テンプレート付き

応募のハードルが高い場合はカジュアル面談を設ける

企業や事業について十分に知らない段階で正式な応募を求めると、候補者に心理的な負担を与えることがあります。特に知名度の低いスタートアップでは、選考とは別にカジュアル面談を設け、事業内容や募集背景を知ってもらう機会を用意すると効果的です。

カジュアル面談では、候補者を一方的に評価するのではなく、転職で実現したいことや現在の関心を確認しましょう。そのうえで、事業の将来性や具体的な仕事内容、組織の課題も率直に説明します。双方が理解を深める場にすることで、正式応募や入社後のミスマッチ防止につながります。

スタートアップ企業におすすめの採用手法

スタートアップが採用を成功させるためには、4つの採用手法を上手く活用することが重要です。

以下の表は、各採用手法の特性を一覧にしたものです。これは、自社の状況に合わせて最適な採用手法を選ぶのにお役立てください。

【スタートアップ向け採用手法の戦略的比較】

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングは、企業が自らWantedlyなどの候補者データベースにアクセスし、求める人材に直接スカウトを送る「攻めの採用手法」です。

最大のメリットは、転職潜在層を含む幅広い候補者の中から、自社のペルソナに合致する人材をピンポイントで狙える点にあります。企業の知名度に依存せず、質の高い母集団を形成することが可能です。

コスト面でも、人材紹介に比べて採用単価を大幅に抑えられることが多く、スタートアップにとって費用対効果の高い選択肢となり得ます。

ただし、候補者の選定、一人ひとりに合わせた魅力的なスカウト文面の作成、日程調整、継続的なコミュニケーションなど、運用には相応の時間と労力が必要です。

関連記事:ダイレクトリクルーティングとは?メリット・デメリット・始め方を基礎から解説

リファラル採用

リファラル採用は、自社の役員や従業員の知人・友人を紹介してもらう手法です。紹介者を介するため候補者のスキルや人柄に対する信頼性が高く、企業の文化や価値観とのミスマッチが起こりにくいのが最大の特徴です。

また、採用コストは紹介者へのインセンティブ程度で済むため、他の採用手法よりもリーズナブルです。

ただし、採用を社員個人の人脈に依存することになるため、計画的に必要な人数を確保することは難しく、採用スピードは偶発的になりがちです。

リファラル採用を成功させる重要なポイントは、社員が自社に誇りを持ち、「心から友人に勧めたい」と思えるような魅力的な組織文化と信頼関係を構築することに尽きます。

関連記事:効果の出るリファラル採用とは | 始め方と周囲を巻き込む方法について徹底解説

人材紹介

人材紹介は、転職エージェントが企業の求める要件に合った候補者を探し出し、紹介してくれるサービスです。

メリットは、採用に関わる工数を大幅に削減できる点と、エージェントが持つ非公開の候補者ネットワークにアクセスできる点です。これにより、採用スピードを速めることができるでしょう。

一方で、コストはデメリットです。採用が決定した場合、成功報酬として採用者の理論年収の30〜35%を支払うのが一般的であり、スタートアップにとっては大きな負担となります。

また、エージェントは必ずしもスタートアップ特有の文化や求める人物像の機微を完全に理解しているとは限らず、スキルはマッチしてもカルチャーフィットはしない恐れがあります。

人材紹介を利用する際は、スタートアップへの深い知見を持つ特化型エージェントを慎重に選定することが極めて重要です。

関連記事:【2026年最新版】人材紹介サービス15選を徹底比較!選び方や利用メリットを解説

求人媒体

求人媒体は、求人広告をプラットフォームに掲載し、候補者からの応募を待つ従来型の採用手法です。比較的低コストで多くの人の目に触れる機会を作れる可能性があります。

しかし、知名度のないスタートアップにとっては、大企業や有名企業の求人に埋もれてしまい、応募が全く集まらないという事態に陥る可能性があります。

また、仮に応募があったとしても、企業のビジョンやカルチャーよりも待遇面などに惹かれた候補者が多くなり、母集団の質がばらつきやすいという課題もあります。

スタートアップが求人媒体を有効活用するには、単に情報を掲載するだけでなく、ダイレクトリクルーティング機能が併設されている媒体を選び、「待ち」と「攻め」を組み合わせる戦略が不可欠です。

関連記事:【最新版】中途採用媒体比較9選!費用・特徴・選び方を徹底解説


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スタートアップ型採用の成功事例をまとめました

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スタートアップ採用でよくある失敗

スタートアップの採用では、限られた人数や時間で選考を進めるため、採用要件や社内体制の不備が結果に大きく影響します。代表的な失敗例を把握し、自社の採用活動に当てはまるものがないか確認しましょう。

理想が高すぎて採用要件を満たす人がいない

即戦力を求めるあまり、複数の専門スキルや豊富な経験、マネジメント能力などをすべて必須条件にすると、該当する候補者がほとんどいなくなります。条件を満たす人材が存在しても、他社から多くのオファーを受けているため、採用難易度が高くなりやすいでしょう。

採用要件を決める際は、入社時点で欠かせない条件と、入社後に習得できる条件を分けることが大切です。現在の社員や経営陣で補える領域も確認し、候補者に求めすぎていないか見直しましょう。採用市場の状況に合わせて要件を調整する柔軟性も必要です。

採用基準が曖昧で面接官の評価が一致しない

「優秀な人」「自社に合う人」など、抽象的な基準だけで選考すると、面接官ごとに評価が変わります。ある面接官はスキルを重視し、別の面接官は人柄を重視すると、候補者を適切に比較できず、選考判断にも時間がかかります。

任せる役割や必須スキルに加えて、自社で成果を出すために必要な行動特性を具体化しましょう。面接評価シートを作成し、各項目をどの質問で確認するか決めることも有効です。合否だけでなく、評価の根拠を記録すれば、採用基準を継続的に改善できます。

採用担当者に任せきりで現場を巻き込めていない

採用を担当者だけに任せ、経営陣や配属予定の部署が十分に関わらないと、現場が本当に必要としている人材と採用要件がずれる可能性があります。入社後の仕事内容を具体的に説明できず、候補者が働くイメージを持てないこともあるでしょう。

採用を始める段階で、現場責任者と募集背景や任せる業務、必要なスキルを共有してください。面接には、候補者が入社後に関わる社員にも参加してもらうと、仕事内容やチームの雰囲気を伝えやすくなります。採用を全社的な活動として捉えることが重要です。

関連記事:【CHRO候補】スタートアップ企業の1人目人事採用マニュアル!採用の流れやポイントを解説

候補者への連絡や選考判断が遅い

候補者への連絡や面接後の判断が遅いと、その間に他社の選考が進み、辞退される可能性が高まります。担当者が通常業務と採用を兼務しているスタートアップでは、日程調整や社内確認が後回しになりやすいため注意が必要です。

応募への返信期限、面接後の評価期限、合否連絡を行う担当者をあらかじめ決めておきましょう。面接回数や承認者を必要以上に増やさないことも大切です。候補者へ次の流れや連絡時期を伝えることで、不安を減らし、選考中の離脱を防ぎやすくなります。

スタートアップの採用に関するよくある質問

最後に、スタートアップ企業の採用に関するよくある質問へ回答します。

スタートアップの採用では何を重視すべきですか?

スタートアップの採用では、業務に必要なスキルや経験に加えて、自走力、変化への対応力、学習意欲、ミッションへの共感などを確認することが重要です。

組織や業務の仕組みが十分に整っていない段階では、指示された仕事だけをこなすのではなく、自ら課題を見つけて行動することが求められます。ただし、人物面を重視するあまりスキル要件を曖昧にすると、入社後に業務を任せられない可能性があります。任せる役割から必要条件を決め、スキルと価値観の両面を確認しましょう。

スタートアップの採用にはどの手法が向いていますか?

求める人物像が明確で、企業側から候補者へ接触できる体制がある場合は、ダイレクトリクルーティングが向いています。社員の人脈を活用できる場合はリファラル採用、専門職や管理職を短期間で採用したい場合は人材紹介も選択肢になります。

幅広く応募を集めたい場合は求人媒体が適していますが、知名度の低い企業は掲載するだけでは応募につながらない可能性があります。採用職種、予算、採用期限、社内で確保できる工数を整理し、複数の手法を組み合わせることが大切です。

採用担当者がいない場合はどうすればよいですか?

採用担当者がいない場合でも、採用活動のすべてを経営者が担当する必要はありません。まずは経営者と現場責任者が、採用人数、求める人物像、任せる業務、採用基準を決めましょう。そのうえで、候補者との面談や最終判断など、社内で行うべき業務を整理します。

求人作成、スカウト送信、候補者管理、日程調整などに手が回らない場合は、採用代行や外部パートナーへ一部の業務を依頼する方法があります。採用方針まで外部へ任せきりにせず、社内と外部の役割を明確にすることが重要です。

まとめ|スタートアップの難しい採用を成功させよう!

スタートアップは、知名度や採用予算、社内のノウハウが十分でないことから、大手企業と同じ方法では採用に苦戦しやすい傾向があります。即戦力人材の獲得競争も激しいため、求人を掲載して応募を待つだけでは、必要な人材と出会えない可能性があります。

採用を成功させるには、事業計画から必要な人数や採用時期を逆算し、求める人物像と採用基準を明確にすることが重要です。そのうえで、候補者に伝える自社の魅力を整理し、採用ターゲットに合った採用チャネルと選考フローを設計しましょう。

採用活動を始めた後は、応募数だけでなく、スカウト返信率、選考通過率、辞退率、内定承諾率なども確認してください。数値をもとに課題のある工程を特定し、訴求内容や候補者対応を継続的に改善することが、スタートアップ採用の成功につながります。

Recbooについて

「Recboo」は、株式会社ノックラーンが提供する中途採用支援サービスです。東証プライム上場のエアトリグループ子会社としての信頼性も魅力の企業です。

主に、スタートアップのシードから上場企業まで採用支援に多数の実績をもち、採用コンサルティングからCXO採用などのハイレイヤー採用の支援まで柔軟に対応できるのが特徴です。

直近ではディープテック系のスタートアップ企業などの実績もあり、幅広いターゲットに合わせたダイレクトリクルーティングノウハウを保持しているのが強みになります。

Recbooの特徴

・圧倒的なダイレクトリクルーティング運用ノウハウを用いた採用支援
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・CXOクラスのハイレイヤー採用特化の支援も可能
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こちらの記事の監修者

株式会社ノックラーン代表取締役

福本 英Fukumoto Akira

株式会社ビズリーチ(現Visional)で約100社のスタートアップ/ベンチャー企業・外資系企業・日系大手企業の中途採用コンサルティングに従事。その後、AIスタートアップにて採用全体を統括し、上場に貢献。2022年に株式会社ノックラーンを創業し、3期目で株式会社エアトリ(東証プライム上場)へグループイン。主力事業「Recboo」にて、スタートアップ~上場ベンチャーを中心に、CXO・幹部クラス、研究者、AI人材など高難易度職種の採用、採用体制の0→1構築の支援行う。

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