特集 2026.10.07

【媒体インタビュー】450万人超の人材データを有するEight Career Designに聞く!転職市場にはいない人材を採用できる潜在層アプローチ術

【媒体インタビュー】450万人超の人材データを有するEight Career Designに聞く!転職市場にはいない人材を採用できる潜在層アプローチ術

名刺アプリ「Eight」のユーザー450万人超で構成されたユニークなデータベースを持つ「Eight Career Design」。

求人情報を入力するだけでAIが最適な検索条件を提案する「AI候補者検索」など、最新の機能で転職潜在層へのアプローチを実現します。

優秀な人材ほど、転職サービスに登録せず、そもそも市場に出てきません。「良い人がいたら会いたい」と思っても、その”人”にどこで出会えばいいのか——そんな悩みを抱える採用担当者は少なくありません。

実は、そうした人材が数多く眠っているのが「Eight Career Design」です。

今回は、Eight Career Designの運営に携わる青木様・濵川様に、サービスに込めた思想から成果の出る活用方法まで、詳しくお話を伺いました。


PROFILE

<企業> Sansan株式会社(Eight Career Design)

<担当者様> 青木様・濵川様


<Eight Career Designの想い・成り立ち>

Eight Career Designの成り立ちや想いについて教えてください

青木様(以下、青木):名刺アプリ「Eight」は2012年にサービスを開始し、Eight Career Designは2019年に正式サービスとしてリリースしました。

Eightは「ビジネスネットワークの基盤」になることを目指してきて、その過程で採用領域には以前から何度かトライしてきました。

AIの進化でデータ活用の幅が一気に広がりました。名刺交換の履歴をはじめとするビジネスログから、その人のスキルや経験をかなり正確に読み取れるようになっています。

「名刺をデータ化する」以上の価値を採用領域で出せる手応えが、ようやくつかめてきました。

Eight Career Designの特徴・機能について教えてください

青木:Eight Career Designは「転職サービス」という認知で拡大してきたサービスではありません。

一般的な転職者様は複数のサービスに同時に登録し、短期間で今見えているポジションや企業を決めていく「減点式」の検討になりがちですが、Eightは「今すぐでなくても、こういうキャリアに進める可能性があるなら」という長期間の「加点式」で検討される方が中心のため、従来の転職サービスとユーザーの層が異なるかと思います。

また、転職サービスは、転職を意識したタイミングでしか開かれないと思います。ただEightは、名刺交換をした帰りに何気なく開いたり、取引先のニュースを見るついでに触れたり、という使われ方をしている方が多く、転職とは関係ない日常の接点の積み重ねが、結果としてユーザー数450万人という基盤につながっているのだと思います。

機能面では、個人の管理画面には「転職を検討している」「いい話があれば聞いてみたい」「転職を考えていない」の3段階の「転職意向度」があり、転職意向度を更新したタイミングで自動的にスカウトを送付することができます。

ユーザーからは気持ちの変化があったタイミングで直接スカウトが届くという点で、素直に嬉しいという声をいただいており、そのような点がEight Career Designの強みだと考えています。

Eight Career Designのプロダクトや機能の変遷について教えてください

青木:まずユーザー数ですが、2026年7月に450万人を突破しました。この数値は、他のスカウトサービスと比較してもかなり大きな数値です。

またユーザー数は年間約36万人のペースで増加しています。これからも増え続けると予想され、母集団形成には困りません。

Eight Career DesignにAIをはじめとした機能が充実してきたのは、ここ1年ほどのことです。昨年にはAIがユーザーの職歴やスキルを要約してプロフィール文を自動生成する新機能を実装しました。

また、2026年5月にはEightのアプリ上で、AIとチャット形式でキャリア相談ができる「Eight AIエージェント」という機能も実装しました。

そしてつい最近ですと、「AI候補者検索」という機能も搭載しました。

採用担当者が求人情報を入力するだけでAIが最適な検索条件を表示できる機能です。

採用担当者が一から検索条件を設定する手間を省くことができ、従来は見つけにくかった候補者にもアプローチすることが可能になり、利用企業様からは大変喜ばれています。

またスカウトを受け取るEightユーザーにとっても、より自身の経歴やスキルに合致したスカウトを受け取りやすくなり、キャリアの選択肢が広がるようになりました。

Eight事業部長の塩見は、以前から「Eightはキャリアの伴走者になっていく」という話を社内でしています。Eight上でキャリアの変遷を記録・可視化することによって今後のキャリアの可能性を意識するきっかけを提供するというビジョンでサービスを提供しております。

<Eight Career Designはどんな企業と相性が良いか>

Eight Career Designはどのようなユーザー層が多いですか

青木:Eight Career Designの特徴的な部分としては、名刺交換の機会が日常的に発生するビジネス職・フロント職の方が多くなっています。30代以降の即戦力(プロフェッショナル層)の登録が多いです。

また名刺交換を頻繁にし、それをデータとして活用しようという感度が働くのは、ビジネス感度が高く現職で活躍している方が中心になるため、Eightユーザーの54%は管理職というのも特徴です。

Eight Career Designの主な導入・活用パターンを教えてください

青木:活用パターンは大きく3つあります。

1つ目は、転職潜在層の採用をしたい場合です。当社のデータベースは、「今すぐ転職をしたい」方のみで構成されているわけではありません。ですので転職市場に出る、言い換えれば他転職サービスに登録する前の人材に、先手を打つかたちで接点を確保できるのがユニークなポイントになります。

2つ目は、採用競合とのバッティングを回避したい場合です。前述の通り、採用競合に先立って接点を確保できるためそもそも選考を有利に進めやすいです。

加えて、他スカウトサービスと比べると一人当たりのスカウト受信数が少ない、ブルーオーシャンな環境なので採用競合とのバッティングが起きにくいのです。

3つ目は、ハイクラス層や現職活躍層の採用をしたい場合です。こうした層はそもそも転職サービスに登録しておらず、人材紹介会社ともほとんどコミュニケーションをとっていない層だと思っています。このような人材が眠っているデータベースはEightならではの特徴で、実際に執行役員クラスの採用が決定した事例なども数多くあります。

スタートアップ企業にとっての価値を教えてください

青木:スタートアップ企業様にとって、1人の採用が事業に与えるインパクトは上場企業と比べても大きいものです。

スタートアップの採用の多くは、知り合いを辿っていくケースが多いと思います。ただ、知り合いの数にはどうしても限りがあります。Eight Career Designが提供しているのは、そこからもう一歩広げた関係構築の手段だと思っていて、まだ市場に出ていない層と、時間をかけて関係を作っておくというのも、スタートアップ企業様にとって選択肢の一つとしてあり得るのではないでしょうか。

一般的な転職サービスだとどうしても人材の重複が発生しますが、Eight Career Designは他社スカウトサービスには登録されていない人材が約80%。

限られた顕在層の中だけで探すのではなく、潜在層にも目を向けることで採用人材の選択肢が増え、より優秀人材の確保がしやすくなります。

濵川様(以下、濵川):外部委託したインターネット調査によると、Eightユーザーは企業選択の重視するポイントとして、「給与」や「労働時間」より「社会貢献性」「裁量の大きさ」といった“事業ミッション・ビジョン”や”自身の関与の強度”をより重視する傾向にあることが分かりました。ですので、大手企業に比べると待遇面でどうしても見劣りしてしまうスタートアップ企業でも、採用競合に負けることなく選考を進めやすいです。

<Eight Career Designで成果が出る企業/出ない企業 >

潜在層との初期接点の課題に、どのように向き合っていますか

青木:ポイントは、前提を変えて驚かせる点と初回接点の設計だと思っています。

潜在層のユーザーはスカウトに慣れていないため、届くこと自体が新鮮な体験になります。すぐに選考に進めるのではなく、まずはカジュアル面談として設計し、導入企業様には希望制でEight Career Designのグループマネジャーがそのノウハウを提供しています。

潜在層の方やEightのデータベースにいる方への接点の持ち方や意向の引き合げ方・どういう情報を伝えるべきかなどをレクチャーしております。

濵川:具体的な事例として、とあるメーカー企業様が、カジュアル面談を8回重ねて、東証プライム上場企業に勤めていた財務部長クラスの方を採用できたケースがあります。転職を急いでいない潜在層が多いからこそ実現できた、接点の積み重ねが効いた事例になっています。

青木:こうした関係構築は「タレントアクイジション」の考え方に近いもので、転職市場に出ると競合との争いがすでに始まりますが、Eightでは潜在層の段階から定期的にコミュニケーションを重ね、転職を検討し始めたタイミングで自社に連絡が来るような関係を築けるのが強みだと思っています。

Eight Career Designで成果の出やすい企業・出にくい企業の違いを教えてください

青木:「本気で仲間を採りに行く」という当事者意識を持つ企業様は、カジュアル面談やアトラクトの場でも自然と熱量の高い動きが生まれ、成果が出やすい傾向にあると思っています。

逆に、一般的な転職サービスの一つとして今までのやり方を大きく変えず、顕在層向けのアプローチをそのまま当てはめようとする企業様は苦戦しがちです。

Eightのユーザーは、年収や待遇よりも、やりがいや裁量、社風への共感で動く方が多いため、マインドに寄り添ったアプローチができるかが分かれ目になると思っています。

<Eight Career Designの今後の展望>

Eight Career Designの今後の展望を教えてください

青木:労働人口は増えているものの、転職市場(顕在層)は縮小傾向にあります。

今後さらに労働人口が減れば、明確に転職を意志する層はより少なくなり、リファラルなど別の流入経路がこれまで以上に拡大していくと見ています。

Eightとしては、日常のシーンで得た接点やビジネスログをEightで持ち続けていただくという価値提供を大切にしながら、キャリアの伴走者としての役割をより多くの方に理解していただけるよう、機能拡充を続けていきたいと考えています。


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こちらの記事の監修者

株式会社ノックラーン代表取締役

福本 英Fukumoto Akira

株式会社ビズリーチ(現Visional)で約100社のスタートアップ/ベンチャー企業・外資系企業・日系大手企業の中途採用コンサルティングに従事。その後、AIスタートアップにて採用全体を統括し、上場に貢献。2022年に株式会社ノックラーンを創業し、3期目で株式会社エアトリ(東証プライム上場)へグループイン。主力事業「Recboo」にて、スタートアップ~上場ベンチャーを中心に、CXO・幹部クラス、研究者、AI人材など高難易度職種の採用、採用体制の0→1構築の支援行う。

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