株式会社NovAccel(ディープテック)
医療×ディープテック領域において、3ヶ月で創業コアメンバー7名を採用できた理由
導入開始時期:エンジニア職
加速器技術を活用し、がん治療に用いられる「アクチニウム225」の製造に挑む株式会社NovAccel。
大学発の最先端技術と、IPO経験を持つ経営陣がタッグを組み、「世界のがん治療を変える」という大義のもと事業を推進しています。
一方で、事業計画が想定以上のスピードで進行する中、急速な組織立ち上げが必要に。
今回は、山下様、福元様に、事業立ち上げの背景や採用課題、そして短期間で創業コアメンバー採用を実現できた理由についてお話を伺いました。
PROFILE
<企業>
株式会社NovAccel
<担当者様>
共同創業者 代表取締役 山下 了 様
共同創業者 取締役 福元 啓介 様
「人類を救える事業」への挑戦。医療×ディープテック領域において、3ヶ月で創業コアメンバー7名を採用できた理由
――まずは、お二人のこれまでのご経歴について教えてください。
山下様:
私はもともと物理学者で、大学や研究機関で加速器を使った研究を行っていました。

海外・国内問わず、世界最大級クラスの加速器を用いた宇宙や物理の研究に携わっていたのですが、次第に「社会実装できる技術を作らなければいけない」という思いが強くなっていったんです。
そこで5年ほど前から、加速器技術を医療分野へ応用できないか検討を始めました。
ただ、我々は研究者なので、経営や資金調達まではできません。そんな中で、経営側の人材を探していたタイミングで福元と出会い、現在の事業がスタートしました。
福元様:
大学では航空宇宙工学を学び、新卒で大手通信会社へ入社しました。

その後、公認会計士となり、監査法人でIPO支援や監査業務を経験した後に事業会社へ転職し、IPOフェーズまで携わりました。
2016年に退職してからは、複数社をスポットで支援するような働き方をしていたのですが、ある日公私ともに懇意にしていただいている共同創業者の一人から「アクチニウムって知ってる?」と声をかけられたんです。
話を聞いてみると、事業リスクは大きいものの成功すれば「人類を救えるレベルの事業」だった。
私は理系のバックグラウンドでもあったため、事業内容の理解ができる一方で、経営やファイナンスの経験もある、それに加えて事業リスクをとれるポジションにあったことから、社会のために役立てる良い機会だと思い参画しました。
「アクチニウムのための加速器」をゼロから設計
――現在の事業内容や強みについて教えてください。
山下様:
当社は、加速器技術を活用し、医療用放射性同位体「アクチニウム」の製造を行うスタートアップです。

大きな特徴は、「アクチニウムを作るための加速器」そのものを独自設計している点ですね。
一般的には既存の加速器を流用するケースが多いのですが、我々は最初からアクチニウム製造に最適化した加速器を設計しています。そのため、生産効率や量産性、医療用途への最適化といった部分で、大きな優位性を持っています。
――アクチニウム領域は、かなり専門性が高い分野ですよね?
山下様:
そうですね。単純に技術力だけではなく、「加速器そのものを設計できる」という点が大きいと思っています。
実は世界的に見ても、アクチニウム製造専用で加速器を設計している企業はほとんどありません。
また、アクチニウム自体が世界的に供給不足という背景もあり、製薬会社からの期待も非常に高い分野なんです。もともとは医療分野への応用を模索する中で、製薬会社の方との出会いをきっかけにアクチニウムへ着目しました。
そこから、どれくらい量産できるのか、どれくらいの生産効率を出せるのか、どう事業として成立させるかを徹底的に検証し、現在の事業へ繋がっていきました。
「計画通りに進みすぎた」ことで採用が急務に
――採用を本格化された背景について教えてください。

山下様:
当時は、役員数名と正社員2名、あとは業務委託メンバーという少人数体制でした。一方で、資金調達や設備・施設の確保など、事業は想定以上にスムーズに進んでおり、必要な業務も一気に増えていました。
当社の場合、加速器や放射性同位体、医療領域に加えて、法規制・安全管理・輸出入管理など、高い専門性が求められる領域も多くあります。だからこそ、早い段階で優秀な人材を採用し、組織基盤を整える必要がありました。
「リファラル採用に限界」を感じていた
――Recboo導入前は、どのような課題がありましたか?
福元様:
最初は完全にリファラル採用でした。ただ、専門性を持った人材を採用するには限界があったんです。

ビズリーチの活用も検討していたのですが、データベースを掘り切るには相当な工数がかかる。しかも、スカウトを送るだけでは採用は成立しません。
候補者とのコミュニケーションや面談調整、温度感管理、選考推進など、細かなオペレーションをしっかり回さなければいけない。
「これを自分たちだけでやるのは厳しいな」と感じていました。
「自分たちだけで採用していたら、1年はかかっていた」
――Recboo導入の決め手は何だったのでしょうか?
山下様:
短期間で採用を成功させるには、自分たちだけで進めるのではなく、採用に強いパートナーが必要だと感じていました。
ただ、RPOであればどこでも良かったわけではありません。信頼している経営者の方や株主VCからRecbooさんの評判や実績を聞き、実際にお話しする中でも、現状を踏まえたシミュレーションや提案に納得感がありました。
もし自分たちだけで採用していたら、1年はかかっていたと思います。だからこそ、必要な人材を早期に採用するために、「ここなら任せられる」と感じたRecbooさんにお願いしました。
当社の複雑な事業や採用要件を理解して反映してくれたー短期間で7名の採用に成功
――実際に導入してみて、良かった点を教えてください。
山下様:
Recbooさんに入っていただいたことで、一気に採用が加速しました。しかも、ただ速いだけではなく、非常に丁寧だったんです。
特に大きかったのは、当社の複雑な事業内容や採用要件を理解したうえで、求人票やスカウト文面に的確に反映していただけたことです。加速器や放射性同位体、医療領域、法規制など専門性の高い事業だからこそ、候補者に魅力を伝えるには深い理解が必要だったかと思います。
リクルーターさんのキャッチアップ能力も非常に高く、経営陣が欲しい人材を伝えただけでペルソナ設計やターゲット選定をスピーディかつ的確に進めていただきました。
また、Slackでのコミュニケーションもスムーズで、採用ルールの整理や候補者対応の進め方も早く形にしていただけました。
結果として、無駄なスカウトや面談を減らしながら、短期間で7名の採用につながりました。
福元様:
採用を進めるうえでは、スピード感だけでなく、候補者一人ひとりと丁寧に向き合うことも大切にしていました。Recbooさんに支えていただいたことで、候補者の方にも歓迎されていると感じてもらえる採用ができたのではないかと思います。
Recbooはこれから企業としての基盤を作っていく会社におすすめ
――Recbooは、どのような企業におすすめできると思いますか?
山下様:
創業初期の最もリスクが高いフェーズを越えて、これから企業としての基盤を作っていくタイミングの会社には、特に合っていると思います。
一人、二人であれば、自分たちの知り合いに声をかけて採用できるかもしれません。ただ、あるフェーズに入ると、それだけでは足りなくなる。まさに「ここから基盤を作っていくぞ」という時に、間違いのない人材を短期間で集める必要があります。
その点で、候補者を集めるだけでなく、フィルターもかけながら必要な人材に絞って進めていただけるのは、なかなか自分たちだけではできないことだと思います。
福元様:
若いスタートアップだと、まずは自分たちでやってみたいという考え方になりやすいと思います。一方で、我々のような“大人なスタートアップ”は、採用がどれだけ大変かも分かっていますし、そこに割ける時間があまりないことも分かっている。
だからこそ、採用を自分たちだけで抱え込むのではなく、専門性のあるサービスと組み合わせた方がいいと判断できる会社には、非常に合っていると思います。
当社のように、組織の中核を担う大事な人材を、一人ひとり丁寧に採っていきたい会社にはおすすめできます。
――Recbooに今後期待していることや、改善してほしい点はありますか?
福元様:
まず、本当に感謝しかありません。あえて言うなら、忙しくなりすぎたことですね(笑)。
想定以上に候補者の方とお会いする機会が増えて、スケジュールがどんどん埋まっていきました。嬉しい悲鳴ではあるのですが、正直、恐怖を感じるくらいのスピード感でした。
山下様:
容赦ない、という感じでしたね(笑)。もちろんありがたいことですが、このペースで進んだら我々が倒れるんじゃないかと思うくらいでした。
今後は国内外へ。世界のがん治療を変えていく
――最後に、今後の展望について教えてください。
福元様:
現在は、広島での施設立ち上げを進めています。年末には稼働を開始し、アクチニウムの出荷を始める予定です。その後は、国内量産工場の展開や海外展開、多拠点化も視野に入れています。
山下様:
これから必要になるのは、「先を読める人材」です。半年後、1年後を見据えながら、自ら考え、動ける人材が必要になる。
技術だけではなく、安全管理や法規制対応まで含めて、世界基準で戦える組織を作っていきたいと思っています。
そして最終的には、「がんを治せる病気にする」という未来の実現に挑戦していきたいですね。

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