2026.04.24

カジュアル面談の進め方とは?優秀な人材採用に向けた進行マニュアル!

カジュアル面談の進め方とは?優秀な人材採用に向けた進行マニュアル!

カジュアル面談は、優秀な人材を採用するのに有効な方法の一つです。近年では、選考の場ではなく企業と求職者がフラットに話せる機会として、多くの企業がカジュアル面談を取り入れています。

しかし「ただの雑談」で終わってしまったり、選考にうまくつなげられないと悩む声も少なくありません。この記事では、カジュアル面談を成功させる準備から当日の進め方、面談後のフォローについてわかりやすく解説します。

カジュアル面談を成功させるコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。


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そもそもカジュアル面談とは?

カジュアル面談とは、企業が求職者と選考前にフラットな情報交換を行う場です。評価や合否を決める場ではなく、相互理解を深めることを目的としており、企業と求職者がお互いを知るための、フラットに話せる場です。

近年カジュアル面談が注目されているのは、優秀な人材の取り合いが激化し「応募を待つだけでは人材が集まらない」中で、企業が自ら候補者と接点を持つ手段になり得るからです。

また、転職潜在層にとっても、いきなり本選考に進むのは心理的ハードルが高く、まずは気軽に話を聞ける場としてニーズが高まっています。

さらに、カジュアル面談を通じて入社前にリアルな働き方や社風を伝えることで、入社後のギャップを減らせます。こうした理由から、母集団を広げつつミスマッチを防ぐ手段として、カジュアル面談を取り入れる企業が増えています。

カジュアル面談と通常面接の違い

カジュアル面談と通常の採用面接では、選考の有無に違いがあるだけでなく、コミュニケーションのスタンスや話す内容も大きく異なります。

通常面接は、応募者のスキルや経歴、志望動機などを基に企業が評価を行い、合否を決める場です。応募者は「どう評価されるか」を意識して受け答えをするため、逆質問をしづらい雰囲気になることもあります。

一方でカジュアル面談は選考を前提とせず、企業と求職者がお互いを知ることが目的です。企業は社風や業務のリアルな状況を伝え、候補者の価値観やキャリアの方向性を理解することを重視します。選考ではないからこそ、候補者は気になる点や不安な点をフランクに聞きやすく、疑問を解消してから選考に進むかを決められます。

こうした違いを踏まえて、自社の採用目的に合わせて面談方法を使い分けることが大切です。

関連記事:【完全マニュアル】採用面接・カジュアル面談の違いとは?質問例・NG行動も紹介

カジュアル面談における事前準備の進め方

カジュアル面談を成功させるためには、当日の雰囲気づくりだけでなく、事前準備をどれだけ丁寧に行うかが非常に重要です。ここでは、カジュアル面談で失敗しないための具体的な事前準備の進め方を解説します。

①面談の担当者を決める

カジュアル面談は「誰が担当するか」で求職者が受け取る印象が大きく変わります。だからこそ、現場で働く社員や将来の上司になり得る人を交えて進めると、よりリアルな情報を伝えられ、求職者にとって安心感が生まれます。

採用担当者だけでなく、立場の異なるメンバーが参加する場合は、役割分担をあらかじめ決めておくことも大切です。例えば「会社説明やカルチャー紹介は人事」「具体的な仕事内容は現場社員」というように役割と話す内容を明確にすれば、当日スムーズに進行できます。

担当者には「選考ではない」というスタンスを十分に共有して、候補者が安心して話せる場を作りましょう。

②アジェンダを作成する

カジュアル面談だからといって、行き当たりばったりで進めるのはNGです。お互いの理解を深めるには、面談の流れをあらかじめ決めておく必要があります。

例えば、以下のように、面談の流れを整理したアジェンダを用意しておくと、時間配分や話の軸がぶれません。

このようにアジェンダを用意することで、一方的な説明に偏りにくくなり、候補者の疑問を引き出す時間を確保できます。作成したアジェンダは担当者間で共有し、面談中も柔軟に調整できるようにしておきましょう。

③事前に資料を共有する

候補者の負担にならない範囲で事前に資料を共有しておくことも、大切な事前準備です。

会社のパンフレットやチーム構成、具体的な仕事内容の事例などの情報を簡潔にまとめた資料を渡しておくと、当日の会話がスムーズになり、候補者が質問をしやすくなります。

また、あらかじめ資料で自社のことを知ってもらえると、面談では説明しなくて済むので、より深い話に時間を使えます。ただし、資料が多すぎると候補者に億劫に思われる恐れがあるため、ポイントを絞って必要最低限にまとめましょう。

資料をメールやオンライン面談ツールで送付する際には「前日にサッと読むだけでOKです」などと伝えておくと、負担に感じることなく面談に臨んでもらえます。

④参加者に何を質問するか考える

カジュアル面談は選考ではなく相互理解のための場なので、企業側が候補者にどんな質問を投げかけるかを事前に考えておくことが大切です。

「転職を考えた理由」「今後のキャリアイメージ」「働く上で大切にしていること」など、あらかじめ質問リストを準備しておくと、当日に効率良く進行できます。

ただし、カジュアル面談は選考要素は含まないのが前提です。候補者の回答を評価するのではなく、価値観や希望条件を理解する姿勢を意識しましょう。

カジュアル面談で候補者から聞いた話をもとに、「自社でどんな働き方ができそうか」を具体的に伝えられると、安心して選考に進んでもらいやすくなるでしょう。


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カジュアル面談当日の進め方

カジュアル面談をスムーズに進めるには、当日の流れをあらかじめ決めておくことが大切です。ここでは、実際のカジュアル面談で役立つ基本の進め方と、それぞれのポイントを解説します。

なお、面接を代行してくれる会社を活用すれば、社内リソースを抑えながらカジュアル面談を実施できます。ぜひ以下の記事も参考にしてください。

関連記事:【最新版】面接代行サービス比較6選!選び方とおすすめ業者を解説

①アイスブレイクで緊張をほぐす

まずは、求職者の緊張をほぐすためにアイスブレイクをしましょう。カジュアル面談の開始時は、求職者がどうしても緊張しがちです。特に、初めて会う相手やオンライン面談では、表情がこわばったり思うように話せなかったりすることもあります。

だからこそ、最初の5分ほどは雑談を交えたアイスブレイクを行うのがおすすめです。例えば、天気や最近のニュース、趣味の話題など、仕事に直接関係のない内容でも問題ありません。

こうしたちょっとした雑談を通じて、相手が「リラックスして話して大丈夫」と感じられる雰囲気を作ることが大切です。求職者が笑顔で話せる状態になれば、その後のカジュアル面談もスムーズに進められるでしょう。

②カジュアル面談のゴールを共有する

次に、カジュアル面談のゴールを共有します。カジュアル面談では、最初に「この場の目的はお互いを知ること」だとゴールを明確に伝えることが大切です。

選考面接ではないため、目的を共有しておかないと求職者が構えすぎてしまう場合があります。「今日は合否を決める場ではなく、お互いを知るためのカジュアル面談です」と一言伝えるだけでも、緊張をほぐすことができます。

また、当日の進め方や質問タイムの有無も冒頭で伝えておくと、求職者が安心して臨めます。「どんな話を聞けるのか」「何を話せばいいのか」と不安を感じたままでは、相互理解は深まりません。

最初にスタンスを示しておくことで、「気軽に質問していいんだ」と思ってもらえる雰囲気をつくりましょう。

③企業について説明をする

ゴール共有の後は、企業の概要やカルチャーをわかりやすく説明しましょう。カジュアル面談では、求職者が「ここで働く自分」を具体的にイメージできるように、企業の事業内容や仕事の進め方をわかりやすく説明することが大切です。

ホームページに書いてある内容を繰り返すだけでなく、普段の働き方がわかるような具体的なエピソードを交えると効果的です。例えば、プロジェクトの進め方やチームでの働き方、職場の雰囲気などを伝えると、働く姿をリアルに想像してもらえます。

話す順番としては「事業内容 → チーム構成 → 実際の仕事の進め方」とすると、求職者が理解しやすくなります。また、一方的に説明するのではなく、途中で「ここまでで気になることはありますか?」と声をかけ、双方向のコミュニケーションを意識しましょう。

④参加者の状況をヒアリングする

企業の説明が終わったら、求職者自身の状況を丁寧にヒアリングする時間を設けます。求職者の状況を丁寧にヒアリングすることは、相互理解を深めてミスマッチを防ぐために大切です。

カジュアル面談は選考の場ではないので、「転職を考えたきっかけ」「今後のキャリアイメージ」「働く上で大切にしていること」など、話しやすいテーマから聞くと会話が弾みやすくなります。

ヒアリング中は、メモを取りながら相槌を打ったり共感したりして、話しやすい雰囲気を作りましょう。こうした姿勢は、求職者に「ちゃんと自分の話を聞いてくれる会社だ」と感じてもらうきっかけにもなります。

聞いた内容は、後の選考でのミスマッチを防ぐ貴重な情報にもなります。

⑤質問しあう時間を設ける

カジュアル面談では、相互理解を深めるために、求職者が気軽に質問できる時間を必ず設けましょう。企業から一方的に説明するだけでは、言いにくい質問や不安が残ってしまうことがあるためです。

「何でも聞いてください」と伝えるだけでは遠慮してしまう人も多いため、「実際の働き方で気になることはありますか?」など、具体的に問いかけるのがおすすめです。

また、企業側から「このあたり気になりますか?」と話を振ることで、求職者も気になっていることを話しやすくなります。

このような工夫をすることで、限られた時間でもお互いの疑問を解消できるでしょう。

関連記事:カジュアル面談の質問例を新卒向け・中途向け・職種別に紹介!NG質問も紹介

⑥今後についての案内をする

カジュアル面談では、最後に「今後の流れ」を明確に伝えることで、求職者が安心して選考に進むかどうかを判断できます。

合否を決める場ではないからこそ、「選考を希望する場合はどうすればいいか」「企業側からはいつまでに連絡するか」などを具体的に伝えることが大切です。

例えば、「興味があれば選考に進めますので、1週間以内にご連絡ください」と伝えておくと良いでしょう。さらに、面談を担当した社員から「何かあればいつでも質問してください」と伝えることで、より大きな安心感を与えられます。

こうした丁寧な案内が、求職者に「この会社で働きたい」と思ってもらうきっかけにもつながります。

カジュアル面談後の進め方

カジュアル面談を成功させるには、当日だけでなく面談後の対応も重要です。ここでは、カジュアル面談後に人事や現場担当者が必ず押さえておきたい3つの進め方のポイントを解説します。

なお、社内リソースが不足していて面談後のフォロー体制が十分に作れない場合は、採用代行サービスの活用もおすすめです。ぜひ以下の記事も参考にしてください。

関連記事:【2026年3月最新版】採用代行(RPO)36選比較!各社の特徴や料金などをご紹介

①求職者にお礼の連絡を入れる

カジュアル面談後にお礼の連絡を入れることで、求職者との信頼関係構築に繋がります。

カジュアル面談は選考ではないとはいえ、企業の印象を大きく左右する場です。面談に参加してくれたことへの感謝をきちんと伝えることで、求職者に「この会社は丁寧だ」「大切にしてくれている」と感じてもらえます。

お礼の連絡は当日か翌日には送るのがベストです。内容は、面談のお礼に加えて「もし追加で質問があれば遠慮なくご連絡ください」と一言添えると、求職者が相談しやすい雰囲気になります。

また、選考に進んでもらいたい場合は、あらかじめ選考の流れやスケジュール感も簡単に伝えておきましょう。

②カジュアル面談の内容を社内で共有する

カジュアル面談後は、面談で得た求職者の情報を必ず社内で共有しましょう。担当者だけが把握していても、選考担当者が知らなければミスマッチや重複質問が生まれ、不信感を与える可能性があります。

求職者の志向やキャリアプラン、転職状況、面談で出た質問や懸念点などを整理して共有するのがおすすめです。口頭だけでなく、面談内容を簡潔にテキストにまとめ、誰でもすぐに確認できるようにしておきましょう。

また、共有時には「どんな伝え方なら志望度が上がりそうか」「追加フォローが必要か」など、次のアクションも話し合えるとベストです。こうした共有の積み重ねが、最終的に内定承諾率や定着率アップにつながります。

③内定承諾率アップに向けてフォローをする

求職者の志望度を高めて内定承諾率をアップさせるためには、面談後のフォローがとても大切です。

例えば、面談の中で話題に出た疑問点や不安点に改めて答えるメールを送る、最新のプロジェクト情報を共有するなど、求職者が「自分のことを気にかけてくれている」と感じる行動が大きな信頼につながります。

また、必要に応じて現場社員との座談会を提案したり、オフィス見学を案内したりするのも有効です。こうしたフォローをすることで、入社後のイメージが具体化し、他社との差別化にもなります。

カジュアル面談の進め方は「やって終わり」ではなく、面談後のフォローこそが成否を分けるポイントです。社内でフォローのやり方を整え、求職者に寄り添った対応を徹底していきましょう。


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カジュアル面談を成功させるコツ

カジュアル面談を成功させるには、当日の進め方だけでなく、求職者との信頼関係を築くための工夫が欠かせません。ここでは、優秀な人材に「この会社で働きたい」と思ってもらうために大切なカジュアル面談のコツを紹介します。

求職者が話しやすい雰囲気をつくる

カジュアル面談を成功させるために大切なのは、求職者がリラックスして本音を話せる雰囲気をつくることです。

そのためには、面談の冒頭にアイスブレイクを取り入れ、天気や趣味などの雑談を交えて緊張をほぐすのがおすすめです。ちょっとした笑いが生まれるだけで、お互いの距離感が一気に縮まります。

さらに、面談担当者の表情や姿勢、リアクションも大切な要素です。相槌を打ったり、うなずいたり、笑顔を見せたりすることで「しっかり話を聞いてくれている」と感じてもらえます。

他にも、ただ質問を続けるだけだと、詰問されているように感じさせてしまうこともあります。過度に問い詰める口調は避け、会話のキャッチボールを意識しましょう。こうした小さな配慮の積み重ねが、求職者にとって「話しやすい」と感じられる雰囲気を作り、結果として志望度アップにつながります。

課題感も含めたリアルな企業情報を伝える

カジュアル面談は企業の魅力をアピールする場でありながら、求職者が入社後の働き方を具体的にイメージできるリアルな情報を伝えることも大切です。

どんな会社にも、成長途中だからこそ抱えている課題はあります。うまくいっている点だけを伝えるのではなく、「どんな課題があり、どのように改善していこうとしているのか」まで正直に話すことで、求職者の信頼感が高まります。

さらに、現場社員のエピソードを交えて話すと説得力が増し、「ここで働いたら自分はどうなれるか」をより具体的にイメージしてもらえます。こうした課題感も含めたリアルな情報を伝えることで入社後のギャップを防ぎ、結果的に内定承諾率や定着率の向上にもつながります。

どちらかが一方的に話し過ぎないように気を付ける

カジュアル面談では、どちらか一方が話し過ぎないように気を付けることが大切です。

企業から一方的に話すだけ、求職者に質問ばかり投げかけるだけでは相互理解は深まりません。お互いがバランスよく話し、疑問や期待を率直に伝え合うことで信頼関係が生まれます。

面談の冒頭で「今日はお互いを知る時間なので、気になることがあれば遠慮なく聞いてください」と伝えると、求職者も安心して質問しやすくなります。企業側が説明するときも相手の表情を見ながら「ここはどう思いますか?」と問いかけ、自然な会話を心がけましょう。

また、求職者が話しているときは遮らずに最後まで聞く姿勢を示すことも大切です。

こうした双方向のやり取りが「自分の声を大切にしてくれる会社だ」という印象につながり、面談後の志望度アップに結びつきます。

まとめ|正しい進め方でカジュアル面談に取り組もう!

カジュアル面談は、企業の魅力を伝えながら求職者と信頼関係を築く大切な機会です。当日の進め方だけでなく、事前準備や面談後のフォローまで丁寧に行うことで、相互理解が深まり、ミスマッチを防げます。

また、カジュアル面談当日はリラックスできる雰囲気づくりやリアルな情報提供、双方向の会話を心がけることが、内定承諾率アップにつながります。小さな工夫を積み重ねて、優秀な人材に「この会社で働きたい」と思ってもらえるカジュアル面談を実現しましょう。

ぜひ、本記事を参考にして、成功に繋がる進め方でカジュアル面談を実施してみてください。

関連記事:「面接官の4つの役割」で変わる採用体験 ── 入社意欲を引き出す選考設計とは

◼︎監修者情報

株式会社ノックラーン代表取締役 福本 英

株式会社ビズリーチ(現Visional)で約100社のスタートアップ/ベンチャー企業・外資系企業・日系大手企業の中途採用コンサルティングに従事。その後、AIスタートアップにて採用全体を統括し、上場に貢献。2022年に株式会社ノックラーンを創業し、3期目で株式会社エアトリ(東証プライム上場)へグループイン。主力事業「Recboo」にて、スタートアップ~上場ベンチャーを中心に、CXO・幹部クラス、研究者、AI人材など高難易度職種の採用、採用体制の0→1構築の支援行う。

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こちらの記事の監修者

株式会社ノックラーン代表取締役

福本 英Fukumoto Akira

株式会社ビズリーチ(現Visional)で約100社のスタートアップ/ベンチャー企業・外資系企業・日系大手企業の中途採用コンサルティングに従事。その後、AIスタートアップにて採用全体を統括し、上場に貢献。2022年に株式会社ノックラーンを創業し、3期目で株式会社エアトリ(東証プライム上場)へグループイン。主力事業「Recboo」にて、スタートアップ~上場ベンチャーを中心に、CXO・幹部クラス、研究者、AI人材など高難易度職種の採用、採用体制の0→1構築の支援行う。

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